資格の学習でもったいない失敗のひとつが、教材を買って勉強を始めてから、そもそも受験できないと気づくことです。
資格には、誰でも申し込めるものと、一定の条件を満たさないと受験できないものがあります。後者を「受験資格が必要な資格」と呼びます。学習を始める前の数分で確認できるので、最初にここを押さえておくと安心です。
条件の設け方は、おおむね次の4つに分けられます。
| 下位級の合格 | 3級に合格しないと2級を受けられない、という形。段階的に力をつける設計になっている。 |
|---|---|
| 実務経験 | その分野で一定年数働いた経験を求めるもの。社会保険労務士などが該当。 |
| 指定の講座・課程の修了 | 認定された研修や養成学校を修了することが条件。医療・福祉系に多い。 |
| 学歴 | 特定の学部・学科の卒業や、一定の単位取得を求めるもの。 |
複数の条件が「いずれかを満たせばよい」という形で用意されていることもあります。たとえばFP技能士2級は、3級の合格・認定研修の修了・実務経験のいずれかで受験できます。3級を飛ばして2級から挑戦する人がいるのはこのためです。
条件が「いずれか一つ」なのか「すべて」なのかは、資格によって異なります。公式サイトの受験案内で、この点を必ず確認してください。
もっとも準備に時間がかかるのが、養成学校や指定課程の修了を求めるタイプです。しかくびよりに掲載している資格のうち、この形式のものは58件ありました。
看護師、理学療法士、義肢装具士、保育士(養成校ルートの場合)などが該当します。こうした資格は「試験に申し込む」より前に「学校に入る」という段階があるため、検討にはより長い時間軸が必要です。
一方で、年齢や学歴を問わず誰でも受験できる資格も数多くあります。日商簿記、ITパスポート、FP技能士3級、危険物取扱者などがその例です。
こうした資格は、思い立ったときにすぐ申し込めるのが利点です。まず一つ合格して学習のリズムをつかんでから、受験資格の必要な資格に進む、という順番も現実的な進め方といえます。
しかくびよりでは、掲載資格のうち難易度がやさしい区分のものが136件ありました。最初の一歩を探すときは、この層から選ぶと負担が少なくて済みます。