診断の結果ページには、資格名のほかに次の3つが表示されます。それぞれ意味が違うので、順番に説明します。
| FIT率 | 回答内容とその資格の近さを示す数値。上位ほど高くなる。 |
|---|---|
| むずかしさ | やさしい/ふつう/むずかしい の3段階。 |
| 学習の目安 | 合格までに必要な学習時間のおおよその目安。 |
いちばん質問が多いのがここなので、はっきりお伝えします。
合格率から自動的に計算しているわけではありません。学習に必要な時間、前提となる知識、受験資格の有無、養成課程が必要かどうかといった要素をもとに、編集部が1件ずつ判断して3段階に分けています。
合格率を使っていない理由は2つあります。ひとつは、合格率が年によって大きく変動し、掲載した時点から古くなってしまうこと。もうひとつは、合格率が低くても受験者層が限られていて実際の負担は大きくない資格や、逆に合格率が高くても学習量が多い資格があり、数字だけでは実感と合わないことです。
つまり「むずかしさ」は客観的な統計値ではなく、資格を選ぶときの目安として編集部が付けた区分です。実際の難易度は個人の前提知識によって変わります。
言葉だけでは伝わりにくいので、掲載資格を集計した実際の内訳を載せます。
136件。学習時間の目安は中央値でおよそ40時間。数週間から1〜2か月ほどで届く範囲です。
例:日商簿記3級、FP技能士3級、ITパスポート、医療事務
248件ともっとも多い区分。中央値でおよそ100時間。半年前後を見ておきたい層で、就職や転職で評価されやすい資格が多く含まれます。
例:日商簿記2級、FP技能士2級、宅地建物取引士、基本情報技術者
101件。中央値でおよそ400時間で、1000時間を超えるものも含まれます。1年以上の計画が必要になることが多く、養成課程の修了が前提となる資格もこの区分に入ります。
例:社会保険労務士、行政書士、司法書士、応用情報技術者
「むずかしい」の中でも幅が大きい点は知っておいてください。200時間台のものと3000時間規模のものが同じ区分に入っています。気になる資格が見つかったら、区分だけでなく学習の目安時間も必ず確認してください。
これも誤解されやすいので、正直に説明します。
FIT率は、あなたの回答内容とその資格がどれくらい近いかを示す数値です。合格の可能性でも、その資格が向いている確率でもありません。統計にもとづく予測値ではなく、候補を並べたときの相対的な位置を分かりやすく示すための表示です。
計算の中身は、興味のある分野が一致した数、働き方の希望との一致、希望する学習時間との近さ、希望するむずかしさとの近さ、そして目的による補正を合計したものです。この合計点を、1位を基準にした割合として表示しています。
候補どうしのFIT率が僅差になることもあります。その場合、順位の上下は誤差の範囲です。1位だけを見るのではなく、上位の候補全体を見比べてください。数%程度の差は、実際の向き不向きの差としてはほとんど意味がありません。
診断結果には、あえていろいろな分野の資格が混ざるようにしています。
点数が高い順にそのまま並べると、似た資格ばかりが10件並ぶことがあります。たとえば「人と接する仕事」を選ぶと、医療事務系の資格だけで埋まってしまう、といった具合です。それでは「こんな資格もあるのか」という発見が生まれません。
そこで、興味分野に合致した候補の中から、分野が偏らないように選び直しています。ただし1位は必ず最高得点の資格になるので、いちばんのおすすめの精度は変わりません。
この診断は、あなたに合う資格を断定するものではありません。数百ある資格の中から、検討する価値のありそうなものを見つけるための入口として使ってもらえたらと思います。