簿記とFP、どちらを先に取るべきか
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簿記とFP、どちらを先に取るべきか

最終更新日:2026年8月13日 読了目安:7分
しかくびより編集部
掲載資格の情報をもとに整理した解説記事です
どちらもお金の資格ですが、見ている方向がまったく違います。それぞれが向いている人と、迷ったときの判断基準を整理しました。

同じ「お金の資格」でも、見ている方向が違う

簿記とFPは、どちらもお金に関わる資格です。しかし扱う対象がまったく違います。

簿記企業のお金を記録・整理する技術。過去の取引を正確に残す
FP個人のお金を設計する知識。将来の生活を見通す

簿記は「会社が1年間でいくら儲けたか」を正しく計算する技術です。一方FPは「この人が老後までにいくら必要か」を考える知識です。

この違いを踏まえると、どちらを選ぶべきかの判断がしやすくなります。

それぞれが向いている人

簿記が向いている人

FPが向いている人

学習内容の違い

簿記はひとつの技術を深く、FPは複数の分野を広くという構造です。

簿記3級は仕訳という一つの作法をひたすら練習します。パターンを覚えて手を動かす、という学習です。積み上げ型なので、途中でつまずくと先に進みにくい面があります。

FP3級は、ライフプラン、保険、投資、税金、不動産、相続という6分野を扱います。それぞれ独立しているため、苦手な分野があっても他で補えるのが特徴です。

学習時間の目安は、簿記3級が約100時間、FP3級が約80時間です。大きな差はありませんが、性質が違うため、人によって感じる難しさは変わります。

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仕事での使われ方

求人での扱い

経理職の求人では簿記2級以上が条件になっていることが多く、簿記のほうが応募条件として明示されやすい傾向があります。

FPは、金融機関や保険会社では2級が昇格要件や採用条件になっている例があります。ただし3級は基礎知識の証明にとどまることが多いようです。

日常生活での実用性

この点はFPが明確に上です。住宅ローンの選び方、保険の要不要、iDeCoやNISAの仕組み、相続の基本。仕事に使わなくても、自分の生活で必ず出会う内容です。

簿記は、家計簿レベルでは使いません。ただし副業や独立をするなら、確定申告で直接役に立ちます。

両方取るという選択

実は、両方持っていると相乗効果があります。

FPの学習範囲には税金や不動産が含まれており、簿記の知識があると理解が深まります。逆に簿記だけだと企業会計に閉じがちですが、FPを学ぶと個人の資産形成という視点が加わります。

金融機関では、両方の取得を推奨している例もあります。順番としては、どちらを先にしても構いません。自分の関心が強いほうから始めるのが続けやすいと思います。

迷ったときの判断

最後に、選ぶ基準を整理します。

仕事で使いたい経理なら簿記、金融・保険ならFP
生活で使いたいFP。住宅、保険、老後資金に直結します
手を動かすのが好き簿記。計算して答えが合う感覚があります
広く浅く知りたいFP。6分野を横断して学べます
独立・起業を考えている簿記。確定申告や資金繰りに直結します

どちらも100時間前後で入門級に届く範囲です。迷って始められないより、関心が持てるほうから着手するほうが結果につながると思います。

よくある質問

Q簿記とFP、どちらが難しいですか?
A入門級の学習時間は簿記3級が約100時間、FP3級が約80時間で大きな差はありません。ただし簿記は積み上げ型、FPは分野が独立しているため、人によって感じる難しさは変わります。
Q両方取る意味はありますか?
Aあります。FPの学習範囲には税金や不動産が含まれ、簿記の知識があると理解が深まります。金融機関では両方の取得を推奨する例もあります。
Q生活で役立つのはどちらですか?
AFPです。住宅ローン、保険、iDeCo、相続など、自分の生活で必ず出会う内容が中心になります。
Q経理職を目指すならどちらですか?
A簿記です。経理の求人では簿記2級以上が条件になっていることが多く、応募条件として明示されやすい傾向があります。

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この記事は一般的な情報を整理したものであり、内容の正確性を保証するものではありません。
制度や受験要件は変更されることがあるため、出願等の際は各資格の公式情報をご確認ください。
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