資格の勉強が続かない理由と、計画の立て直し方
資格の勉強を始めたものの、いつの間にかテキストを開かなくなった。多くの人が経験することです。
これを「自分は意志が弱いから」と結論づけるのは、たぶん正確ではありません。続かない原因の多くは、計画の立て方にあります。
具体的には、次のような点です。
順番に見ていきます。
資格によって必要な学習時間はまったく違います。
| 50時間前後 | 危険物取扱者乙4、FP3級など |
|---|---|
| 100〜200時間 | 簿記3級、ITパスポート、登録販売者など |
| 300〜400時間 | 宅建士、簿記2級、基本情報技術者など |
| 1000時間以上 | 社会保険労務士、行政書士など |
ここで大事なのは、自分が1週間に何時間確保できるかを先に計算することです。
平日1時間、週末3時間ずつなら、週11時間。300時間の資格なら約27週、つまり半年強かかる計算になります。この見積もりを最初にしておけば、「思ったより進まない」という焦りを避けられます。
資格には、年1回しかチャンスがないものがあります。
年1回の資格で準備が間に合わなければ、次は1年後です。逆算して「いつから始めるべきか」を決めることが、そのまま合否に影響します。
随時受験できる資格は、この点で有利です。生活の状況に合わせて受験日を決められるため、仕事が忙しい時期を避けることもできます。最初の1つを選ぶなら、随時受験の資格から始めるのも一つの考え方です。
多くの資格試験は、6割から7割で合格します。満点を取る必要はありません。
にもかかわらず、テキストの1ページ目から完璧に理解しようとして、序盤で力尽きるケースがよくあります。
現実的な進め方は、こうです。
特に3つ目は効果が大きいと思います。テキストを完璧にしてから過去問へ、と考えがちですが、先に問題を見たほうが、テキストのどこが重要か分かります。
「時間ができたら勉強しよう」では、たいてい時間はできません。あらかじめ決めておくほうが確実です。
特に最後は見落とされがちです。毎日やると決めて1日できなかっただけで、そのまま止まってしまう。最初から休む日を組み込んでおくほうが、結果的に長く続きます。
途中で止まること自体は、失敗ではありません。再開すればいいだけです。
ただ、再開のハードルを下げる工夫はできます。
そして、その資格が本当に自分に必要かをもう一度考えてみるのも大事です。続かない理由が「関心が持てないこと」であれば、資格そのものを見直したほうがよいかもしれません。
資格は取ること自体が目的ではなく、その先に何かをするための手段です。何のために取るのかがはっきりしていれば、少なくとも止まったときに戻ってこられます。