数年から十数年、仕事から離れていた。この状態で再就職を考えるとき、多くの人が不安に感じるのがブランクです。
ただ、ブランクそのものより「今何ができるか」が問われるのが実際のところです。資格は、その「今できること」を客観的に示す手段になります。
特に有効なのは、次のような場合です。
家庭と両立しながら資格を目指す場合、選ぶ基準が変わります。
| 学習時間が読める | 100時間前後なら、1日1時間で3か月程度 |
|---|---|
| 受験機会が多い | 随時受験や年複数回なら、都合に合わせられる |
| 受験資格がない | 今すぐ始められる |
| 働き方の選択肢が広い | パート・時短の求人があるか |
年1回しか試験がなく、1000時間必要な資格は、生活が読みにくい時期には向きません。短期で区切りをつけられるものから始めるほうが、現実的に続きます。
医療機関は全国どこにでもあり、転居しても仕事を見つけやすいのが利点です。パートや午前のみといった勤務形態も比較的多く、シフトの融通が利きます。ただし給与水準は高くない点は理解しておく必要があります。
ドラッグストアやスーパーの医薬品売場で必要とされます。受験資格がなく、合格後に働きながら実務経験を積む形が一般的です。パートから正社員登用につながる例もあります。
約130時間の研修で取得でき、試験ではなく修了という形です。介護の求人は多く、勤務時間の選択肢も広い分野です。体力的な負担はありますが、需要は継続的にあります。
事務職を目指す場合の基礎になります。ネット試験で随時受験できるため、都合のよいタイミングで挑戦できるのも利点です。
まとまった時間が取りにくい状況では、時間の作り方に工夫が要ります。
100時間の資格なら、1日30分でも半年強で到達できます。短時間でも途切れさせないほうが、まとまった時間を待つより結果的に早く進みます。
資格取得の費用には、公的な支援を使える場合があります。
雇用保険の被保険者期間がある方は、教育訓練給付制度の対象になることがあります。離職後も一定期間内であれば申請できる場合があるため、ハローワークで確認してみてください。対象講座はハローワークのサイトで検索できます。
また、自治体によっては、ひとり親家庭を対象とした資格取得支援制度を設けているところもあります。お住まいの自治体の窓口で相談できます。
資格取得と就職活動は、必ずしも順番でなくて構いません。
ブランクからの再就職では、いきなりフルタイム正社員を目指すより、段階を踏むほうが定着しやすいという面もあります。資格はその過程で、次の段階に進むための材料として機能します。