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看護師国家試験とは?合格率90%の裏にある「新卒と既卒」の差

最終更新日:2026年9月9日 読了目安:7分
しかくびより編集部
掲載資格の情報をもとに整理した解説記事です
看護師国家試験は、合格率だけを見れば「やさしい試験」に映るかもしれません。ただ、その数字の裏には見落とされがちな事情があります。

合格率90%前後という数字

看護師国家試験の合格率は、ここ数年88〜91%程度で推移しています。国家資格としては高い水準で、「看護学校を出れば、ほとんどの人が受かる試験」というイメージを持たれることもあります。

ただし、この数字だけで「やさしい試験」と判断するのは早計です。理由は、試験そのものの前に立ちはだかる、別のハードルにあります。

試験そのものより、養成課程が本当の関門

看護師国家試験を受けるには、看護師養成課程のある大学・短大・専門学校を卒業する必要があります。つまり、受験するまでに最低でも3年間の専門教育を修了していなければならず、受験者の母集団があらかじめ選抜されている状態で試験に臨むことになります。

合格率の高さは、試験問題がやさしいからではなく、受験する時点で一定水準の知識が身についている人しか受けられないという構造によるものだと理解しておく必要があります。

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新卒94%・既卒32%という差

実は、看護師国家試験の合格率には大きな内訳の差があります。ある年度のデータでは、新卒者の合格率が94.1%だったのに対し、既卒者(過去に不合格になり再受験した人)の合格率は32.3%にとどまりました。

この差が生まれる理由として、学校で学んだ知識が時間とともに薄れること、就職予定先で働きながら受験勉強と両立する難しさなどが挙げられます。「学生のうちに一発合格を目指す」ことの意味は、この数字を見ると分かりやすいかもしれません。

必修問題という落とし穴

試験は必修問題50問・一般問題130問・状況設定問題60問の合計240問で構成されています。合格には、一般問題・状況設定問題で6〜7割程度の正答率が必要なことに加え、必修問題で8割以上を正答することが絶対条件です。

必修問題は基礎的な内容が中心ですが、ここで8割を切ると、他がどれだけできていても不合格になります。応用問題の対策に気を取られて基礎を疎かにすると、思わぬところで足をすくわれる仕組みです。

資格取得後の広がり

看護師免許を取得したあとは、保健師・助産師といった上位資格に進む道も開けます。いずれも「看護師国家試験に合格していること」が前提条件になっており、看護師はこれらの資格の土台という位置づけです。病院だけでなく、クリニック、訪問看護、企業の産業保健など、活躍の場は年々広がっています。

よくある質問

Q合格率が高いのは試験がやさしいからですか?
Aそうとは言い切れません。看護師養成課程を卒業した人しか受験できないため、受験者があらかじめ一定の知識を持った人に絞られていることが、高い合格率の背景にあります。
Q誰でも受験できますか?
Aいいえ。指定の看護師養成課程(大学・短大・専門学校など)を修了する必要があります。
Q必修問題とは何ですか?
A基礎的な知識を問う50問で、8割以上の正答が合格の絶対条件です。ここを満たさないと、他の問題の出来にかかわらず不合格になります。
Q新卒と既卒で合格率は違いますか?
Aはい。年度によっては新卒者が94%程度、既卒者(再受験者)が32%程度と、大きな差が見られることがあります。

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この記事は一般的な情報を整理したものであり、内容の正確性を保証するものではありません。
制度や受験要件は変更されることがあるため、出願等の際は各資格の公式情報をご確認ください。
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