資格手当がつきやすい資格の共通点とは
しかくびより ロゴしかくびより
トップ / 記事一覧 / 資格手当がつきやすい資格の共通点とは

資格手当がつきやすい資格の共通点とは

最終更新日:2026年8月12日 読了目安:8分
しかくびより編集部
掲載資格の情報をもとに整理した解説記事です
資格を取れば収入が上がるとは限りません。ただし手当がつきやすい資格には、はっきりした共通点があります。その仕組みを整理しました。

資格手当がつきやすい資格には共通点がある

資格を取れば収入が上がる、とは限りません。しかし手当の対象になりやすい資格には、はっきりした共通点があります。

それは、法律で「その資格を持つ人がいなければならない」と定められていることです。

設置義務がある資格

宅地建物取引士事務所ごとに従業者5人につき1人以上
衛生管理者常時50人以上の事業場に選任義務
危険物取扱者危険物を扱う施設に必要
電気主任技術者事業用電気工作物の保安監督
旅行業務取扱管理者旅行業者の営業所ごとに

企業からすると、これらの資格保有者を確保できなければ事業を続けられません。だからこそ、手当を払ってでも社内に置いておきたい。この構造が、手当の根拠になっています。

手当の金額の目安

金額は企業によって大きく異なりますが、おおよその傾向はあります。

月1万円でも、年間で12万円です。学習に300時間かけたとしても、2年目以降は純粋な上乗せになります。一度取れば継続的に効くという点が、資格手当の特徴です。

ただし手当の有無と金額は、就業規則によって定められています。転職を考えるときは、求人票の「資格手当」の記載を確認するか、面接で質問してみることをおすすめします。

手当がつきにくい資格

正直にお伝えすると、手当の対象になりにくい資格もあります。

これらの資格に価値がないという意味ではありません。知識そのものが役立つ、話題の引き出しになる、自分の関心を深められるといった効用はあります。ただ、直接的な収入増を期待するなら別の軸で選ぶ必要があるということです。

自分に合う資格をさがしてみませんか?
診断をはじめる

手当以外に収入へつながる道

資格が収入に結びつく経路は、手当だけではありません。

1. 就ける仕事の幅が広がる

応募条件に資格が書かれている求人には、資格がなければそもそも応募できません。選択肢が増えること自体が、条件のよい仕事に出会う確率を上げます。

2. 昇進・昇格の要件になる

金融機関やメーカーでは、特定の資格が昇格の条件に組み込まれていることがあります。この場合、手当そのものより役職に就くことによる基本給の変化のほうが大きくなります。

3. 独立・副業の基盤になる

独占業務のある資格は、独立開業の土台になります。行政書士、社会保険労務士、税理士などがこれにあたります。ただし資格があれば仕事が来るわけではなく、営業力や実務経験が別途必要になる点は理解しておく必要があります。

費用対効果をどう考えるか

資格取得には、時間とお金の両方がかかります。判断するときは、次の3つを並べて考えるのが現実的です。

投入する時間学習時間の目安。100時間か1000時間かで意味が変わる
かかる費用教材費、受験料、講座費用、登録料
得られるもの手当、応募できる求人、昇格、独立の可能性

たとえば危険物取扱者乙4は、50時間程度の学習と数千円の受験料で、月数千円の手当につながる可能性があります。一方、税理士は数千時間を要しますが、独立という選択肢が開けます。投入と回収の規模が、資格ごとにまったく違うということです。

まず確認してほしいこと

資格を選ぶ前に、できればやっておきたいことがあります。

資格は目的ではなく手段です。何のために取るのかがはっきりしているほど、選択を間違えにくくなります。収入を上げたいのか、仕事の幅を広げたいのか、独立したいのか。そこから逆算して選んでみてください。

よくある質問

Q資格手当はどの会社にもありますか?
Aありません。手当の有無と金額は各社の就業規則で定められています。求人票の記載を確認するか、面接時に質問することをおすすめします。
Q手当がつきやすいのはどんな資格ですか?
A法律で設置義務が定められている資格です。宅建士、衛生管理者、危険物取扱者、電気主任技術者などが該当します。企業が事業を続けるうえで必要になるためです。
Q独立できる資格を取れば収入は増えますか?
A資格があれば仕事が来るわけではありません。独占業務は土台にはなりますが、実際には営業力や実務経験が別途必要になります。
Q複数の資格を取ると手当は重複しますか?
A会社によって扱いが異なります。合算する企業もあれば、上位資格のみを対象とする企業もあります。就業規則で確認してください。

あわせて読みたい

この記事は一般的な情報を整理したものであり、内容の正確性を保証するものではありません。
制度や受験要件は変更されることがあるため、出願等の際は各資格の公式情報をご確認ください。
トップにもどる